肌には必要なセラミドとは?

肌のバリア機能を高めよう!

健康な肌の角層の中では、角層細胞が何層も重なっています。そのすき間を満たして、水分をつなぎとめているのがセラミドです。セラミドは、肌の奥からどんどん誕生して、肌荒れを引き起こす外部からの刺激から肌を守る働きがあります。その働きを肌のバリア機能と呼んでいます。バリア機能をきちんと働かせるためのにセラミドは必要な成分です。セラミドで満たされた肌は、バリア機能の働きが正常に働くため外部からの刺激を受けたとしても肌が荒れにくい状態になっています。しかし、セラミドが不足してしまうと、バリア機能が充分に働かないため乾燥など外部からの刺激により肌荒れしやすい状態になっています。これでは、肌表面も荒れてしまったりカサつき・粉ふきをくり返してしまいます。

セラミドは加齢とともに減少し50代の方では、20代の方の約半分にまで減少してしまいます。もちろんセラミドが不足すれば、肌のバリア機能は低下し肌が乾燥しやすくなり、深いシワもできやすくなります。年齢を重ねるにつれてよりセラミドを補うことが大切になってくるのです。セラミドを増やすためには、スキンケアなどの外からのサポートだけでなく、食品から摂ることも必要です。セラミドは、1日0.6mg以上摂取しましょう。含有量が多いとされる生芋こんにゃくは100gあたり0.76mgのセラミドに期待できます。その他、米や米ぬか、小麦胚芽、大豆、わかめ、ひじき、牛乳に多く含まれているので、普段の食事から積極的に摂るようにしましょう。